Gフレーム修復方法
Gフレームで製作中の40周年記念作品のロボットですが、Gフレームというのは、グリングリン動いて、可動性は確かに良いのですが、ネックなのは、両肩のポールジョイント部がへたりやすいことです。
Gフレーム
ここの両肩部分がへたって、人間でいえば、脱臼状態のようにプラプラになってしまいました・・・・・・・。
ボンドを付けて固くしたり、パテを盛ったりという方法を試しましたが、改善どころか、完全に間接部が逝ってしまったという訳です・・・・・・。
そこで考案したのが、1mmプラ板を使って、2mmちょいの穴を3つほど開けてパーツを造ります。
そして、市販キットの2mmのランナーパーツの、T字状の部分を切り取って使います。
穴を開けたプラ板にT字の左右をはめ込み、更に、もう一つのパーツを挟み込むようにして、肩口と上腕部に向けます(その際に、2mmのランナー部を、穴に入るようにする)。
そして出来たこのパーツは、柔軟性こそ商品ままより低下した感はありますが、どうにか脱臼や骨折状態を解消できたのでした。
もし、Gフレームを持っていたなら、こんな修繕方法もあるかと思うので、ご参照までに(あくまでこれは自己流で見つけたものなので、もっと良い修復方法や、改善方法があると思うなら、そちらをご参照に)。
そうしてやった結果、このようにパーツを聖闘士の聖衣方式に近い形で装着します。
こんな具合。
そして、もう一つの方も、製作中なのです・・・・・・・。
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爬虫類たち
函館公園の両生類と爬虫類を置いているコーナーで、寒い外とは裏腹の暖かい屋内で、じっくりと見ていました。
アオダイショウ
アオダイショウも冬眠する事無く生きています。
餌はおそらくは、鶏卵などを与えているのかも?
ヒョウモンリクガメ
この亀は甲羅が高いのでメスかも?
亀=のろまという印象ですが、この動きを見ていると、亀がのろまな生き物だという感じは、あまりしてきません。
レッドイグアナ
イグアナの赤っぽい個体です。
ペット流通名で、そう呼ばれる模様。
顔のアップ。
鼻の上に角状の突起が目立ちます。
かつて、英国の化石採集の医者であり、恐竜イグアノドンの発見者であり、名付け親であるギデオン・マンテルは、イグアノドンの初期の復元では、発見した部位が角状に尖っていたので、鼻先に角(実際には前脚の指)を立てた想像図にしたのですが、イグアナのそれから、そうした事が想像出来ます。
そうしたイグアナとカメ達で、ちょいと爬虫類の魅力にも触れられました。
イグアナ Iguana iguana
脊椎動物門 爬虫網 トカゲ目 イグアナ科
いわゆる「イグアナ」と呼ばれるトカゲ類の代名詞とも呼べる種で、体長は最大1.8mにも達するが、その全長の2/3以上は、尾長で占められる。
背部や身体の各部から突起が出ていて、緑色の体色から、「グリーンイグアナ」とも呼ばれ、色合いが違う青っぽい個体を「ブルーイグアナ」、赤みがかった個体を「レッドイグアナ」と呼ぶ場合があり、亜種扱いもされるが、遺伝的にはさして差異は無いと云われている。
赤道付近の中南米一帯や、その周囲の離島などにも生息する広い分布域を持っており、水辺のあるジャングルに好んで生息し、草食性の強い雑食性で、幼体のうちは、小動物や昆虫を食するが、成長するにつれて植物食が強くなり、木の実、葉、草、水草など植物質のものならなんでも食べ、成熟すると、ほぼ植物食だけとなる。
性質は普段は大人しいが、身を守る時や闘争の際は尾を振るい、強力な顎で噛みつき、鋭い爪を立てて反撃する。
ペット用爬虫類として人気があり、大きくて見栄えが良い事や、飼育が比較的楽な事で普及しているが、飼いきれない事で屋外へ逃がし、石垣島などの南西諸島では野生化した事から、「要注意外来生物」指定も受けている。
ヒョウモンリクガメ Stigmochelys pardalis
脊椎動物門 爬虫網 カメ目 リクガメ科
エチオピア南部、ウガンダ、タンザニア南部、南アフリカ共和国などのアフリカ南部広域に生息する大型のリクガメで、体長は最大60~70cmとなり、甲羅はドーム状に大きく盛り上がり、特にメスはオスよりもそういった傾向が強くなる。
和名通り、背甲に豹紋状の模様が拡がり、単に「ヒョウモンガメ」とも呼ばれるが、英語でも「Leopard Tortoise」(ヒョウモンリクガメ)と呼ばれている。高地サバンナや、草原を住処にしており、草食性で、草原の草や、木の実、葉などを好んで食べるが、乾燥期や、食糧難の時と繁殖期には、動物の死骸などを食べる事もある。
寒さにも比較的強く、3000m近くの高地にまで、生息範囲を拡げる事がある。大型のリクガメとして、ペット人気も高いが、生息地の環境破壊や、乱獲などで減少傾向にある。
冬の両生類
函館公園の動物園の鳥類や、両生爬虫類を展示していペースで見たものはこちら。
冬でも関係無く活動しているエゾアカガエル。
現在の飼育技術では野生での冬眠は出来なくても、冬場に飼育するという事が出来る模様です。
ニホンアマガエル
冬場であるにも関わらず、お盛ん行為に興じていました。
そういえば、世界のカエルにとって致命的にすらなる有害な病気の原因であるカエルツボカビが、一時期、日本にも入ってきて日本のカエルが・・・・・などとも云われたのですが、日本の土壌に馴染んでいるカエル達には、そこにカエルツボカビと同じ成分があった為に、日本のカエル達は「はは~ん」ってな具合で、カエルツボカビを全く寄せ付けなかったのでした。
そんなカエル達の力にあやかって、コロナにも・・・・・・と思いたいのですが。
初めて見る生物。
イモリなのは判りましたが
本州のアカハライモリではないし
サイズがずっと大きい事に気づきました。
そうした生き物を飼育中でした。
イベリアトゲイモリ Pleurodeles waltl
脊椎動物門 両生網 有尾目 イモリ科
名前通りイベリア半島近辺のスペイン、ポルトガルのヨーロッパ地域や、モロッコなどのアフリカ北部に生息するイモリの一種で、体長は15~20cmになって日本のアカハライモリより大きくなるだけではなく、最大個体では30cm内外にも達し、イモリ科の有尾目では世界最大種となる。
名前の由来の棘状の肋骨の先端を、皮膚を貫通させて相手に突き刺して自衛するのが特徴となる。純粋な水中生活の両生類であり、肉食性で水中の昆虫類や魚類、両生類などを旺盛に捕食する。
オスは繁殖期には、メスを下から身体を巻き付けて抱き上げるような体勢で求愛し、メスは一度に200以上の卵を産む。
ペットイモリとしても人気があり、最大のイモリという事だけではなく、丈夫で飼育しやすい事からも、海外産イモリでも、最も人気のあり、飼育されている種にもなっている。
Aythya fuligula
函館公園では、野生で生きられなくなった鳥獣を保護して、そこで天寿を全うさせるまで飼育保護を行います。
そんな中でハクチョウの居る檻に、冬場ではよく目にするカモがいました。
こちら
黒光りするカモで、冬場は日本各地でよく見られて珍しい種類ではないのですが、マガモや、カルガモなどに比べて、警戒心が強く、なかなか近付いてこないのですが、こうして動物園では近くで見られた訳でした。
寒い動物園の中ですが、野生の本能の為か、水に入っていました。
どこかもの悲しくも、凛々しい感じがしたのでした。
キンクロハジロ Aythya fuligula
脊椎動物門 鳥網 カモ目 カモ科
北半球に広く生息する体長40cm内外の中型のカモで、雄が頭部が黒く、冠羽と呼ばれる頭部の飾り羽根が後部へ突き出ているのが特徴となるが、メスはオスほど頭部冠羽は伸びない。和名の由来である白い羽根はオスの腹部の羽毛で、これに黄色い目と、黒い頭部と交えてそう呼ばれるが、メスの腹部羽毛はくすんだ茶色で、オスよりも色彩は地味で羽白(はじろ)ではない。
雑食性で、水草だけではなく、水底の二枚貝や、小さなエビなども獲って食べる。冬鳥として日本各地の湖沼や海岸、河口などに飛来するが、一部は北海道東部で繁殖している。
湖沼や河川よりも、海でよく見られ、その場で生活する海ガモ類では、ホシハジロと並んでもっとも多く見られる種類となる。
40周年製作中の目玉~!!
今年はとある作品が40周年を迎えるので、それに合わせて、Gフレームで製作中のものがあります。
50周年ヘドラ
『ゴジラ対ヘドラ』50周年でのヘドラ紹介ですが、ついでなので、『GFW』の二代目ヘドラも続けて紹介。
ウチにあるヘドラ達
まずは昭和ヘドラから
気持ち悪い造型の食玩「ゴジラ宣言」のヘドラ
後の平成VSシリーズの「ミスター平成ゴジラ」こと、中山剣吾名義時代の薩摩剣八郎が入っていた事でも有名でした。
『GFW(ゴジラファイナルウォーズ)』の、「アルティメットモンスターズ」版ヘドラ
昭和期にはあまり目立たなかった長い尻尾。
とはいえ、劇中では、あまり気色悪さも、怖さも感じず、相棒からザコキャラになったラドン、アンギラス、キングシーサー並みに情けなく、昭和期の強さは何処へやら、になってしまいました・・・・・・。
食玩の「ミニバトルG」のヘドラ
バンダイがGFW期に出した唯一のヘドラともいえるものです。
アルティメットモンスターズ版との違い。
こうしてみると、GFWヘドラは、同年展開の『ウルトラマンネクサス』のスペースビーストのクトゥーラっぽい気もするのですが、ネクサスを一時敗北させたクトゥーラに比べて、こっちゃのヘドラはなあ・・・・・。
食玩と。
昭和よりも、管状の突起物が目立っています。
同シリーズのゴジラと。
これではゴジラがちと大きいので
HGガチャとなら釣り合いが採れそう(ゴジラ100m、ヘドラ120m)。
それでも、瞬殺されることに変わりなしですが・・・・・・。
日暮と両津の会話。
4年後にはコロナも消えていると思いたいが・・・・・・・。
公害怪獣ヘドラ
身長:60m 体重:48000t
正体は隕石に付いていた宇宙生物ヘドリュウムで、地球に飛来した際に、地球上の人類の工業活動によって汚れた海や川のヘドロを大量に吸収し、オタマジャクシ状の生物となった後にタンカーの原油なども吸収して他の個体と融合、合体して巨大成長化したもの。
四足歩行で工場煤煙などを吸収する上陸期には30mほどに巨大化し、ゴジラの熱線を浴びて放射能まで吸収して、それによって飛行形態を採る事となる。全身が液体状なので、戦車の砲弾やミサイルはおろか、ゴジラの熱線さえ通じず、その柔軟すぎる身体は建造物の建材をすり抜けるだけではなく、触れた物を強酸で腐食させる。更にこの時に吐き散らす硫酸ミストは、あらゆる生物に害と死を与える有毒なスモッグとなる。
上陸期の二倍の大きさとなった二足歩行時には、目から赤色のレーザー光線のヘドリウム光線に、目の下から出すヘドロ弾を吐き出すようになり、ヘドリウム光線はゴジラをのたうたせる程の威力を持ち、ヘドロ弾は浴びた人間や、ゴジラの皮膚でさえ白骨化させる程の濃硫酸を含んでいる。
こうした強力な武器と、ゴジラの攻撃さえ無効化する身体を以て、周囲を死の世界に変えていくが、ヘドロである為に乾燥に弱い弱点を突かれ、自衛隊の用意した電極版と、それに熱線を浴びせたゴジラの攻撃によって身体が急速に乾燥して弱体化していき、更に逃亡しようとした時には、ゴジラが見せた奇想天外な飛行術によって追いつかれ、抹殺された。
公害怪獣ヘドラ
身長:120m 体重:70000t
地球侵略に来たX星人に操られる宇宙生物ヘドリュウムによって生成された、ヘドロなどの工業排泄物の集合体となった怪獣。
あらゆる工業排出物を餌として吸収し、巨大化していき、目から赤色熔解熱線、目の下の管状の部分から硫酸ミスト、左手の長く伸びた突起から、あらゆる生物を白骨化させるヘドロ弾を放つ。そして大量のヘドロで出来た身体は、あらゆる打撃などに対して、弾性や耐性を持っている。こうした能力を以て、X星人による地球侵攻戦力となって海底や海上、都市で暴れ回っていたと推察される。
だが、新・轟天号によって南極から目覚めさせられ、X星人の怪獣軍団を蹴散らしていくゴジラの勢いを止める事は出来ず、東京湾でエビラと共に交戦するものの、海上へ投げ飛ばされた挙げ句にビルと激突、更にそこへ同じように投げ飛ばされたエビラと衝突して動けなくなったところでゴジラの放射能を浴びて、エビラもろともビル毎焼き払われて敢え無い最期を遂げる。
50周年記念『ゴジラ対ヘドラ』
今年は、第二次怪獣ブームの中で、社会問題に真っ向から向かった意味では異色作ともなった『ゴジラ対ヘドラ』から50年目になります。
中期ゴジラ映画の中では、最大のインパクトを与えた作品といえます。
静岡県田子の浦付近で、生物学者の矢野徹(演:山内明)は、オタマジャクシなのか、魚なのか判らない怪生物を見せられます。その怪生物は猛毒の強酸性ヘドロを放つ恐ろしい生物である事が判りました。
そんな中、タンカーが次々と沈没する事故が起こり、タンカーの重油まで吸われていたことから、その生物による仕業なのか?という疑いが出始めます。
やがて異様な生物が現れて飛行し、猛毒の硫酸ミストを撒き散らします。そして、ゴジラも現れてその生物に立ち向かいますが・・・・・・。
怪獣はヘドラと名付けられ、工業地帯を破壊し、退廃文化に浸っていた若者達にまで襲いかかり、死の硫酸ミストによって、進行していく度に、そこにいる生き物達を死滅させてしまう程でした。
ゴジラはヘドラに放射能を浴びせるものの、分厚いヘドロの鎧で覆われたヘドラには、さしてダメージを与えられず、逆にヘドラの硫酸ミストと赤色光線で劣勢に立たされてしまいます。
ゴジラでさえ苦戦を余儀なくされるヘドラの犠牲者も増える中、矢野の息子の研(演:川瀬裕之)の「乾かしちゃえば?」の一言で、防衛隊は矢野の指示通り、電極版による高熱放電で、ヘドラを乾燥させようとしますが、ヘドラによって送電線を壊され、失敗してしまいます。
そこへゴジラが現れ、苦しみながらもヘドラに再挑戦。
取っ組み合いの末に、電極版に放射能を浴びせて、その高温によってヘドラは乾燥していきます。
弱ったヘドラは飛行して逃げ出しますが、逃がすまいとしたゴジラは飛び上がって、尾を抱えて口からの熱線を推進力に代えて飛翔し、ヘドラを捕まえて倒しました。
こうしてヘドラの脅威は去ったものの、ヘドラを、そして自分を生みだして狂わせた人間達に対しての無言の抗議をしながら傷ついたゴジラは去って行くのですが・・・・・・・。
中期のゴジラ映画では、異色作でありながらも、第一作同様のハードなテーマと、公害問題という意味では、同年のガメラ対ジグラ同様のものを描いており、監督の板野義光が、ハリウッドのモンスターバース版ゴジラのアドバイザーとして後年力を貸していった事からも、色々な意味で大きなゴジラの記念碑的映画になったと思えます。
50周年ジグラ
『ガメラ対深海怪獣ジグラ』50周年で、バンダイから発売されたジグラ紹介。
そんな具合に
これがそれら
1991年と、1998年発売のソフビ、ガチャの「HGガメラ2」、食玩の「ハイパーリアルガメラ」、そして「ガメラ宣言」のジグラです。
まずはソフビ
古いPL法前の脚は、鰭先で接地。
首が前に向けば、水中航行状態になったかも?
そういうポーズ悩みで、立体化されたのかも?
ガメラとの対比
続きまして
1998年版ソフビ
モチーフのミツクリザメにより近くなった?
旧ソフビとの比較。
旧ソフビより、脚の形状は良いですが。
ガメラと対比
こちら方が造型はリアルに。HGガチャの1996年(レギオン時)製「HGガメラ2」
コレも造型は良し
前後
HGガメラ第一弾の昭和ガメラと
サイズ的にはこちらの、「ハイパーリアルガメラ」の昭和ガメラに釣り合う感じ。
そのハイパーリアルガメラでは、昭和ガメラのおまけに、水中形態のジグラが付属していました。
水中形態ジグラ
エターナルトライアングルや
ハイパージョーよりも
ミツクリザメに似てるか?
食玩ガメラ宣言のジグラ
こちらも良造型
小さいので
先程の水中形態と同じ大きさ
消しゴムも
絡ませれば、微笑ましい?
というガメラ対深海怪獣ジグラ50周年ネタでした。
深海怪獣ジグラ
全長:80m 体重75t
太陽系を離れた海だけの海羊惑星である105系惑星こと、ジグラ星に住むジグラ星人が、汚染によって住めなくなりつつある母星から、地球を征服する為に乗り込んできたものの、ガメラの攻撃で母船を破壊され、その時に地球と母星の水圧の違いによって変異・巨大化した怪獣。
全長:80m 体重75t
太陽系を離れた海だけの海羊惑星である105系惑星こと、ジグラ星に住むジグラ星人が、汚染によって住めなくなりつつある母星から、地球を征服する為に乗り込んできたものの、ガメラの攻撃で母船を破壊され、その時に地球と母星の水圧の違いによって変異・巨大化した怪獣。
自らを宇宙で一番美しく、優れている面を持つものの、それに見合うだけの能力はもっており、その能力で地球侵略を目論んだ。
水中での活動が得意で、巨大な腕となる鰭を使って巧みに遊泳し、その水中でのスピードはガメラより速く、鋭角な背鰭などは、ガメラの身体を切り裂く硬度を持つ。目と額にある発光体からは、あらゆる生命体の生命活動を停止させてしまう細胞活動停止光線、物体を移動させる四次元光線、更に地震を誘発する地震誘発光線を発し、こうした能力を用いて地球各地に大地震を起こして脅迫し、そしてガメラの強靱な生命力でさえ麻痺させてしまう細胞停止光線を使う。
水中での活動が得意で、巨大な腕となる鰭を使って巧みに遊泳し、その水中でのスピードはガメラより速く、鋭角な背鰭などは、ガメラの身体を切り裂く硬度を持つ。目と額にある発光体からは、あらゆる生命体の生命活動を停止させてしまう細胞活動停止光線、物体を移動させる四次元光線、更に地震を誘発する地震誘発光線を発し、こうした能力を用いて地球各地に大地震を起こして脅迫し、そしてガメラの強靱な生命力でさえ麻痺させてしまう細胞停止光線を使う。
こうした能力を以て、終始人類とガメラを苦しめたが、太陽光線に弱く、地上では活動が鈍くなるという弱点をガメラに突かれ、岩を頭部角に突き立てられて光線を封じられ、ダウンした後に火炎噴射によって焼き払われた。
50周年記念 『ガメラ対深海怪獣ジグラ』
今年は1980年の『宇宙怪獣ガメラ』を除けば、昭和最後の、大映製作最後のガメラ映画である『ガメラ対深海怪獣ジグラ』公開から50年目となります。
地球から離れた宇宙の星である地球が名付けた天体ナンバー105、そこは惑星ジグラという星でした。ジグラ星人は海中に居を構え、高度な文明を栄えさせていましたが、その文明の発達で星の環境が汚され、人々の住める星では無くなりつつありました。
そこでジグラ星人は月基地を襲撃し、そこの女性局員菅原ちか子(演・八並栄子)を操って、国際海洋研究所の石川洋介の息子健一(演・坂上他寸志)と、トムの娘ヘレン(グロリア・ゾーナ)を人質に採って、ジグラ星人に従わないと、地球各都市を地震で攻撃すると脅迫し、事実、東京でマグニチュード13の大地震、更に世界各地で地震が起こり、多くの都市と人々が犠牲になっていきました。
しかし、健一とヘレンのピンチに駆け付けてくれたのは、地球の守護神ガメラでした。 ガメラは健一とヘレンを無事に助け出しましたが、ジグラ星人は女性Xと呼ばれて操られる菅原ちか子を操って、対策本部や健一とヘレンを殺そうとしましたが、イルカの曲芸をヒントに、催眠術を撥ね除けてどうにかちか子の洗脳を解きました。
業を煮やしたジグラ星人は実力行使に出て、防衛隊の攻撃も寄せ付けませんでしたが、ガメラによって宇宙船は撃墜されました。しかし、地球の海水と母星の海中との水圧の違いから、ジグラ星人は巨大化し、怪獣ジグラとなって暴れ始めました。
ガメラはジグラと戦い、ジグラを地上へと引きずり出します。
陸上ではガメラが優勢でしたが、その優勢も束の間、ジグラの額から発せられる細胞停止光線を浴びて動けなくなってしまいました。
ダウンしたガメラを尻目に、ジグラは我が物顔で海に戻ります。
対策本部はジグラが深海にいる事と、ガメラを救助する為に様子を探ろうと、洋介とトムの潜水艇を派遣しますが、その中にはガメラの身を案じる健一とヘレンも乗り込んでいました。そして、ガメラは細胞が停止しているだけで、死んではいない事が確認されましたがジグラに見つかってしまいます。その時、ちか子は洋介に、ジグラにサーチライトを浴びせてという声に従い、咄嗟にサーチライトの光を浴びせますが、同時にジグラからの細胞停止光線を受けて、ガメラ同様バチスカーフの4人は全員動けなくなってしまいました。
そんな時、ガメラは落雷を浴びて蘇生しました。
人間でいう電気ショックを浴びるのと同じ効果で息を吹き返したガメラは、4人を救助すべく、ジグラが眠っている隙に、4人のバチスカーフを奪還しました。そして地上へ戻った4人はガメラのように電気ショックによって蘇りますが、自分が洗脳された経験から、ジグラに追い詰められた4人に、ジグラの光線を浴びせて活動停止でも生きられると考えたちか子の機転によって助かったのでした。人質を奪い返したガメラは、ジグラと戦います。
水中ではジグラが優勢でしたが、ガメラに掴まったジグラは再度地上へ引きずり出されます。
ガメラはギャオス戦の経験からジグラの頭に岩を投げて、細胞停止光線を封じてしまいます。地上では動きが鈍くなり、更に細胞停止光線を浴びせられなくなったジグラは既にガメラの敵では無く、背鰭を叩かれ、ガメラマーチを演奏される程でした。
そして最後には火炎噴射を浴びて、ジグラは焼き尽くされます。
ジグラ星人のような過ちを繰り返さないよう、海を大切にしようという人類の決意を見届けたガメラは、人々からの歓喜の声に送られて、去って行きました。 既に大映が倒産している中で造られた映画だけに、セット撮影も激減し、都市破壊シーンなどもない状態で、末期ガメラの例に漏れず、やや厳しい内容ではありましたが、昭和ガメラの終息を意味することと、ガメラにお疲れ様をいいたくなるような形で終わらせられた映画だったようには思います。
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