淡水にいる生き物
水槽の中にいた淡水生物たちを飼育展示してました。
トウヨシノボリ Rhinogobius kurodai
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 ハゼ亜目 ハゼ科 ヨシノボリ属
日本全土の河川や湖沼にに生息するヨシノボリ類の代表種で、体長は7cmほどになる。
産卵期になると雌雄共に淡黄色、もしくは青みがかった体色となる。泳ぎは得意では無いので、川底の石の隙間や窪みなどに潜み、稚魚の時はアカムシやボウフラを食べ、成魚になると、カワゲラやトビケラ、カゲロウなどの水生昆虫を捕らえる。
ヨシノボリ類の中で最も水質汚濁にも強い種で、生息地によって個体群変異も激しいが、徳島県では琵琶湖産の淡黄色個体が移入され、徳島在来種を圧迫しているとして警戒されている。
ヨシノボリは川に住む代表的なハゼですが、婚姻期は体色が変わります。
群れてる魚類も
モツゴでした。
トウヨシノボリとの2ショット
お魚だけかと思ったら
こういうのもいたのです。
スジエビ Palaemon paucidens
節足動物門 甲殻網 十脚目 長尾下目 テナガエビ科
代表的な淡水エビで、別名を「川エビ」ともいう。
透明な身体が特徴で、これで水中の風景に溶け込んで、保護色として身を守っている。雑食性で、第二脚が長伸びた鋏脚によって水中の有機物や藻類、動物の死骸など何でも食べ、淡水の掃除屋の面も持っている。
食用にもなり、昔からその為に獲られ、淡水エビ漁との対象としても有名で、唐揚げ、煮付けなどにしても美味だが、水質汚染に弱く、環境変化に対応出来ずに死亡することが多い為、現在は水質が良好な地域以外では見られないほど生息地が減少している。
モツゴもスジエビも最近は見なくなりました・・・。
こういう水槽の中に、普通に見られた生物が・・・・・・・と思うと寂しいです。
もう一ヶ月だが・・・・・。
今から丁度一ヶ月前の北海道新幹線開通の時の航空自衛隊のブルーインパルスによる航空ショーの様子。
こういうBGMと共にみてみる?
あるいはコッチか?
それともコッチ?
青と白のストライプの柄がはいったT4練習機です。
こういう具合に綺麗にまとまって編隊飛行
函館市上空での撮影
キューンキューン♪キューンキューン♪ 私の彼はパイロット♪
なんてメルヘンな歌が出るかもしれませんが、一言言わせて貰うと、
やかましい です。
突然に「ゴーッ!!」とか、
「グォーン!!」いう爆音が響いて、知らない人ならば「なんじゃこの音は!?」と驚くと思います。
別に出ているパイロット達を悪くいうつもりは無いのですが、普通の低空飛行の飛行機の音よりも響くし、しかも、連続して飛び回っているので、「沖縄や、米軍基地のある街にいる人達は毎度こんな爆音聞かされてるのかな・・・・・・・」と思うと、なんか嫌な気分になります。
オマケにブルーインパルスは、設立したのがあの太平洋戦争で部下達にばっか無理強いさせて戦わせ、特攻まで命じた源田実だし、設立には東京を始め日本中を焼き払った鬼畜中の鬼畜であるカーチス・ルメイの協力もあった訳だし、そういう歴史を知ると、こういう航空ショーを楽しんでいる人達の気分を害したくは無いのですが、どうにも冷ややかになってしまう訳なのです・・・・・・。
そして、新幹線が開業前からようやく「赤字が出る」なんて云われ始め、本年度のJRの話でもそれが出ていたのですが、そんなことなら、なんで反対意見や運動をもっと取り上げなかったんだ!と思うと、このショーでさえ、空虚なものを感じてしまいます。
思えば連絡船が廃止になり、東北にしばらく住んでいて、新幹線がもたらした現状を見てから、国鉄やJR不信になり、鉄道マニアを辞めてしまったのも、そういった現実を見て来たからだと思えます。
改造不動明
ミクロマンマテリアルフォースのデビルマンを買ったら、同じような不動明も造りたくなったのでした。
しかし、マテリアルフォース素体が切れているし、アクションフィギュアとしては、マテリアルフォースには及ばないので、不満でも、バンダイ製の仮面ライダーの食玩に頼っていました。
そしてこちら
このようにOPや、ストーリー前半コスチュームの不動明を改造してつくりました。
改造素体は、ウルトラマンエックスの食玩
エックスのアーマー着脱突起を切除し、顔を削ったり、手首に軸を儲けて可動させるようにしました。
頭部
首のマフラーは付け替え可
可動具合
ミクロマンより可動範囲が狭いので仕方が無いのですが、そんな事よりも思いっきり誤算がありました。
それはこの通り
なんと明くんよりも、デビルマンの方がちゃっちくて、華奢なんです・・・・・・。
ミクロマンサイズになっているのは、最近の食玩のライダーや戦隊フィギュアなんですが、元がうーたーまんという巨大ヒーローとはいえ、一回り大きいとは思いませんでした・・・。
これじゃどっちが変身してるのかわかりまへん・・・・・・(汗)。
声優ネタで、GIジョーのコブラコマンダーと
コブラコマンダー「デーモン一族とやら、手を組んでもよいでおじゃるよ。」
デビルマン「ふざけんな!俺はお前らみたいなデーモンよりタチの悪い人間なんかに味方する気はねえ!」
コブラコマンダー「ほお?そんな大口を叩いておじゃるか?お前の彼女に正体を・・・」
デビルマン「やってみやがれ!そんなことしやがったら・・・・・・・。」
田中亮一演じる凛々しいデビルマンが、ふざけたコブラコマンダーになるのに実感無し?
コブラコマンダーは、中のゴムの劣化具合が心配・・・・・・。
カプセル超合金のマジンガーZで、『マジンガーZ対デビルマン』のつもり・・・ですが
サイズが小さいので、「甲児、それじゃ映画にならねえよ・・・」と明が言ってるかのよう。
TFネタでいうと、ロディマスコンボイと戦う訳なんですが・・・(因みにOVAデビルマンは速水奨なので、アイアンハイドの言葉とキャラを実践してる?)。
最低でも旧超合金位のサイズで無いとダメかな?
お遊びで、デビルウイングを背部穴に付けました。
お世辞にも付け穴にフィットしているとは言い難いのですが、悪魔の証明になる?
因みにデビルマンの本名の”アモン”とは、本来エジプトの神様で、ギリシア神話のゼウスとも繋がりがあったり、同じように仏教の孔雀明王や、キリストの堕天使ルシファーと同一視(もしくは別な姿に化身した)され、善と悪、光と闇の両方の面を持ち、それらを内包していく神様な訳なのです。
主人公のネーミングも、仏教の不動明王のそこから採られていて、神様も善と悪の両方の面と常に向き合っている宗教的テーマもあるのです。
なお、アモンの名は、絶滅した太古の頭足類であまりにも有名なアンモナイトの名前の由来にもなっています。
んで次回は・・・。
ミ~クロ~マン~!で、デビルマ~ン!
前回のデビルマンのOP再現に使ったのは、タカラトミーから発売されたミクロマンマテリアルフォースのものです。
たけおさんが云っていたように、デビルマンは原作版やOVA版のような毛深く、尾が生えた下半身ではなく、アニメではパンツスタイルに変更され、賛否を呼んだのですが、原作版の猛々しさを当時のアニメで再現するのは難しかっただろうと思うし、この変更は仕方ないし、成功だったかもしれません。
しかし、フィギュアとなると、原作版がもっぱら出て、こっちのアニメ版はあまり出てこないし、バンダイフィギュアでは無く、タカラトミーのミクロマンだというのにも、いろいろ事情あるんかな?と思えたりして(因みにタカトミスポンサーのダイナミック系作品は変身サイボーグのマジンガーZ(グレートも発売)の他には『鋼鉄ジーグ』と『きょうりゅうサイボーグマシンザウラー』に『獣神ライガー』)。
そしてミクロマンのデビルマンですが・・・
前後
デビルウイングを外した状態です。
ジャンク品なので、平手アクションしか出来なかったのですが、握り拳自作
デビルカッターのポーズ
デビルアローの構え
マテリアルフォースなので、正座も可能ですが、もうちょっとマッチョな方が良かったかも?
デビルウイング装着
背中に目方がかかりますが、翼も上下可動
デビルウイングは空を飛び、デビルキックは破壊力。
ちょっとデビルマンらしくないポーズも。
ウイングの脱着とポーズ付けや、可動アクションでは、一番楽しめるデビルマンTOYだと思えます。
次回は不動明も紹介。
空の大怪獣生誕60周年捕捉
空の大怪獣ラドンの誕生60周年紹介をしてきましたが、紹介出来なかったアイテムを出します。
こちら
『ゴジラファイナルウォーズ』時の劇場限定ソフビです。
通常品の色替えで、ゴジラでは一般商品の他に南極の氷の中に閉じ込められているイメージの青いクリアカラーとホワイトのソフビが出たのですが、ラドンはややファイアーラドンっぽかった劇中カラーと違う、旧ラドンのような茶色と、同じく旧カラーに近付けたアンギラスが出ました。
買った当時の封をしたまんまなのですが、後で通常カラーで発売されたときには、ありがたみもへったくれも無い・・・と思えました。
もしかしたら、コッチの限定カラーは、劇中設定で考えると、通常ラドンはこのカラーで、M塩基を注入されると、赤くなるってことかしらん?
こちらは「ゴジラ超図鑑」の4代目
4代目ラドン商品では、唯一口が開いています。
他の歴代チープトイラドンと同じ基準
そうした中で、伝えきれなかった商品の後は・・・
おなじみのこちら
平常運転のゴジラ両津
こうして
いつもパターン
こういう具合に締めます。
続々空の大怪獣生誕60周年
4代目ラドン紹介に続き、チープトイなどのラドンを紹介。
まずはバンダイ製初代ラドン集結。
「ゴジラ宣言」の初代ラドン
小スケールとは思えないフォルムです。
でも改めて見ると、翼竜よりは、鳥っぽい感じもします。
「スーパーリアルゴジラ」の初代
リアルさとデフォルメが混じった捨て難い造形です。
「HGゴジラ」の初代
一番新しい初代ラドン製品だけあって、一番造形的に完成されています。
「ゴジラ怪獣総決戦」でのソフビ初代
珍しい飛行ポーズでの初代です。
ある意味初代ラドンで一番レアかも知れない?
下から見ても決まっていますが、ラドンの作中で、図鑑のプテラノドンと、ラドンの翼形状がピッタリ合致するのは、無理有り過ぎ・・・・・・・・。
続いて2代目
最も出番が多いとはいえ、あまり立体化されていないのが二代目ラドンの特徴だと思います。
1993年の「ゴジラ宣言」の2代目と、マグロ食いジラの頃に出た食玩に飛行ポーズ
飛行ポーズの二代目はこれだけかも?
同じく95年版の食玩2代目
バンダイ製2代目ラドンでは、これが一番の造形
「リアルゴジラパート3」
同じカテゴリーのメカキングギドラ(vs版)をノーマルのキングギドラに変えるパーツ同梱です。
空の大怪獣ラドン(2代目)
身長:50m 翼長:120m 体重:15000t
自衛隊の攻撃と、それによって誘発された阿蘇山の噴火で死亡したラドンの子供が7年の歳月を経て成長したもので、体躯と能力も初代と同じになった。
金星人を自称するサルノ王女の予言に従い、阿蘇山から目覚めて飛翔し、富士の裾野でゴジラと互角の対決を繰り広げるが、キングギドラの来襲に伴って、割って入ったモスラにゴジラと共に宥められ、はじめは自分達を迫害する人間と地球を守る事に抵抗を示していたものの、キングギドラがいる限りは地球の自分達の領域まで侵されると判断し、ゴジラ共々キングギドラに苦戦するモスラに加勢し、自身の飛翔能力を上回るキングギドラに苦戦しながらも、ゴジラ、モスラとの連携で退ける。
後にX星人によって「モンスター02(ゼロツー)」というコードを与えられ、ゴジラと共にX星で暴れるキングギドラ打倒の切り札として連れていかれたが、X星人のコントロールによって、ゴジラ、キングギドラと共に地球攻撃の道具にされてしまうものの、地球人が開発したAサイクル光線車とレディガードの音響攻撃でコントロールが解かれ、X星人達が全滅した後に、ゴジラと共にキングギドラに戦いを挑み、ゴジラ共々キングギドラに体当たりを敢行して再度逃走させる。
その後には小笠原の怪獣ランドでイルカを餌として飼育されていたが、キラアク星人の侵略によって再び操られてしまい、モスクワを襲撃するが、地球人によってキラアク星人の月前線基地を潰された事でコントロールが解かれ、自らの本能で富士山麓の決戦場へ赴き、そこに現れたキングギドラに対し突風を起こして応戦し、地球怪獣軍団の一員としてキングギドラ打倒に貢献した後、キラアク星人の円盤(ファイアードラゴン)の攻撃で傷を負いながらも、戦いの終結後、再び怪獣ランドへ戻った。
初代と対比
2代目はゴジラと共に悪のキングギドラと戦う正義の怪獣になった為か、初代ほど厳つい顔立ちでは無く、やや愛嬌があります。
そして3代目
一番商品化されたのが、この三代目かな?
ゴジラ宣言の
下はファイアーラドンカラーにしています。
同じ製品の二代目と同じセミリアルデフォルメ造形です。
飛行ポーズのファイアーラドン
ゴジラ宣言のもので、元はvsシリーズ時に劇場で無料で配られていた「光るゴジラ」のをそのまま流用しています。
飛行ポーズのバンダイ製3代目ラドンは、この商品だけの気もします。
飛行ポーズの二代目と。
スケール的には合ってる?
バンダイ製飛行ポーズラドン3種
ラドンとギャオス以外に飛行ポーズが似合う怪獣はいないかもしれません。
ガチャの「リアルゴジラパート4」の3代目。
同じくノーマルとファイアーの2タイプに色分け
このガチャには、可動用のポールジョイントが怪獣の首と尾に付いているものでしたが、ラドンにはサイズの都合上付けられませんでした。
続空の大怪獣生誕60周年
『シン・ゴジラ』映像が紹介され、賑わっていますが、ファンには悪いけど、某人類補完アニメが大嫌いなので、「やっぱ庵野がつくりゃこれかよ・・・・・・」と思いつつも、時代の流れや製作変化というのも余儀なくされたり、試行錯誤というのも製作事情にあるのだろうというのも感じていたりします(かといって、庵野が『海底二万里』(ディズニー映画じゃ無くて、原作小説の方が好き)を『ナディア』なんてモンにして、妙ちくりんにしてしまい、他作品パクリネタばっかだった手法には、ゲンナリだけどね)。
そうした中で空の大怪獣の生誕60周年なので、『シン・ラドン』ってのを60周年で出しても良かったんでないの?とちょっと捻くれた事を思いつつ、『GFW』(ゴジラファイナルウォーズ)に登場し、X星人の尖兵となった4代目ラドンの紹介。
バンダイソフビです。
前後
西川伸司デザインで、初代のような頭部と顔立ち、2代目のような体型とスーツ処理、そして3代目のような体表モールドというそれまでのラドンの集合体のようなのが、このGFW版の4代目です。
『ゴジラvsメカゴジラ』版のラドンは、初代、2代目のようなスーツでは無く、操演用モデルだったのがちょっと不満だったので、GFWでのスーツラドン復活は嬉しかったのですが、作中の扱いが・・・。
因みにラドンに入っていたのは東映の『燃えろ!ロボコン』のロボコン役の神尾直子で、本作ではラドンとミニラに入っていますが、怪獣に入った女性アクターとしては3人目で、東宝では『GMK(ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃)』でバラゴンを演じた太田理愛に続く二人目の怪獣女性という事になります。
同じバンダイソフビで、こちらの初代、二代目と比較
デザインを比較すると、縫いぐるみの初代、4代目に比べ、操演モデルの3代目は嘴が比較的長くなっています。
ラドンはプテラノドンの怪獣という設定にしては、嘴が短く、せいぜいやや嘴が大きめの鳥位の感じでしたが、嘴を長くするのは、スーツの造形と強度関係から出来ず、操演モデルでないと長いプテラノドンのような嘴再現が難しかったのではないか?と思えます。
それは頭部モデルにT-REXが入っていても、頭部比率がT-REXよりもずっと小さいゴジラにも共通していそうな気もします。
ソフビ集合での比較。
それぞれの設定の大きさと異なるのは仕方ないのですが、タッパでは初代が一番で、横幅では3代目、1998年からのスケールダウンしたサイズに合わせた4代目は一番小さい感じです。
4代目は初代カラーに近付けた劇場限定カラーのものも発売されました。
食玩の小型ソフビ
これも良い造形です
ソフビと対比すれば、ソフビよりも劇中スーツに近い?
しかし、ラドンが誕生してはや60年なのに、その60年目に、ラドンの故郷熊本で、あんな事が起こってしまうとは・・・・・・・。
空の大怪獣ラドン(4代目)
身長:100m 翼長:200m 体重:30000t
翼竜プテラノドンが変異した巨大怪獣ラドンのデータを参照に、X星人がM塩基を注入させて生み出したもので、超音速飛行で戦闘機やミサイルを寄せ付けず、その飛翔速度で巻き起こす突風による衝撃波(ソニックブーム)を武器とする。
巨体に似合わない機動性も持ち、高空、低空問わず猛烈な飛翔速度で衝撃波を撒き散らし、険しい山や谷が連なる山岳や峡谷、超高層ビル街といった障害物の多い地形も軽々と避けて通り抜ける飛翔能力を誇っている。
国連事務総長醍醐の乗った専用機を襲撃した後、ニューヨークに出現して甚大な被害を与えた際に、地球防衛軍アメリカ支部の空中戦艦ランプリングと交戦、戦闘中にX星人によって消滅させられたものの、地球総攻撃の本性を現したX星人に再び放されてコントロールされ、ランプリングを撃沈させてアメリカ支部もろともニューヨークを壊滅させた。
しかし、南極で蘇ったゴジラを食い止めるため、アンギラス、キングシーサーと共に富士の裾野でゴジラ相手に空中から襲いかかったものの、二大怪獣との連携攻撃が上手くいかずにゴジラの尾で跳ね飛ばされたアンギラスと空中で正面衝突して墜落し、敢え無く戦闘不能となった。
君達もこっちへ来たのかい・・・・・・。
熊本を中心に起こった九州の地震は多くの被害を出し、犠牲者もかなり出ているようで、とても気がかりです(福岡地裁と九州電力のドアホ共はこの危険な現実を判っとるんだろうな?#)
九州新幹線でも、回送中の車輛が脱線したりなんて事になりましたが、阪神大震災の頃には橋脚が崩れ落ち、東日本大震災でも新幹線が・・・だったので、どんなに大仰に宣伝しても、自然の前には人類は無力だという事が再確認になったと思えます。
函館港の摩周丸。
実は青函連絡船も地震と無縁だった事は無く、昭和43年の十勝沖地震で、函館と青森の可動橋が破損し、輸送に支障が出た事もありました。
そうした自然の猛威には、人類のテクノロジーなど・・・というのを、今回の地震でも思い知らされたような気がします。
特急「スーパー白鳥」
連絡船無き後、海峡を結んでいたのが、これらの車輛でした。
青森駅に入線してきた特急「白鳥」
スーパー白鳥はこれのバージョンアップ型の特急でした。
しかし、これらの車輛は、一ヶ月前の新幹線開業前に廃止されてしまいました。
そして廃止ということで、連絡船と同じ列に加わってしまったような気もします・・・。
長崎でホテルになっていた大雪丸に再会した事もあった為、九州全土が地震に揺れ、今回の地震は3.11程では無いとはいえ、多くの被害を出した事でなんともやるせない思いです。
国がいう国土強靱化など夢物語ではないのか?というのは、この熊本の地震でも明らかになってしまったのかも?という気もします。
連絡船と同じ列に加わった津軽海峡の特急列車達は、地震でストップしただけでなく、脱線までしてしまった九州新幹線、青函トンネルのケーブル火災でトラブルを起こす北海道新幹線をどのように見ているのでしょうか。
しばらくお別れ
ネットニュースがいろいろ入ってきて、騒然としている感じです。
ハクション大魔王やガッチャマンの南部博士役に、ダースヴェーダーの吹き替え、そして東映戦隊シリーズなどのナレーションを手がけた大平透死去のニュースや、海外版よかつまんなさそうな、庵野のゴジラという具合に暗いニュースが多い感じです(でも、「オロロンローン!!(”>o<”)」なんて泣かないで、「ありがとう、さようなら。」と送ってやりたいです。)。
話がずれましたが、北海道新幹線開通で青森に行きづらくなった為に、八甲田丸にもしばらく来られない事になりそうなので、いろいろ見て来ました。
こうやってみると、出港体制のままのような気もします。
これはは産業遺産指定を受けた八甲田丸が貰った賞状など。
こちらは新幹線開通記念に交通博物館での記念の宣伝ポスター。
八甲田丸じゃなくて、連絡船は十和田丸なのですが・・・。
なんだか同情を誘うかのようなポスター。
青森名物はリンゴとねぶた以外にもいろいろあるのに、そういったものに観光客の脚が運ばないので、「こちらにも来て下さい」という意味なんですが、ちょっと情けない感じ。
でも経営難が続く八甲田丸は連絡船ファンの聖地であっても、それ以外の人達には・・・だし、他の青森名物をちゃんと見ていない人がなんと多い事かとも思えます。
対岸の函館も、観光は五稜郭と函館山だけで終わらせているケースも多いので、厳しい言い方をすればちゃんとしたまともな観光や、客の好奇心をくすぐるような事が、ツアー旅行会社も、観光地の振興局も出来ていないんじゃないか?とも思えます。
これは青森、函館だけに限った事では無い日本全国共通の問題ではあるのですが。
萌じゃありまへん(汗)
青森美人って事での宣伝のポスターな訳です。
でも、青森の女性たってピンからキリまでいろいろいるし、美人が多いかなあ?というのは・・・う~ん。
とかなんとかいいながら、ブリッジまで来たので、後方撮影。
雪を被った前甲板の写真。
船橋の窓に貼ってありましたが、真冬はこんなに雪で埋もれてしまうのです・・・。
この雪の量で、すっかり真っ白になってしまいます。
陸奥湾の風景紹介
こちらは青森港の昔の光景。
函館も青森も、青函連絡船というシンボルを失うと、街の灯も消えてしまったような気がします。
八甲田丸の社
船橋後方の航路地図の上に置かれ、航海の安全祈願の他、洋上結婚式を挙げる場合にも使われました。
船以外にそういう洒落たことが出来る乗り物なんて無いと思えます。
こうして見終わって、八甲田丸を後にしました。
八甲田丸にあった写真3
青森港に繋がれている八甲田丸が、記念館になるまでの工事風景を紹介しましたが、続いて、現在の青森第二岸壁に繋がれるまでの風景を紹介。
八甲田丸受け容れ準備に入った第二岸壁
そして工事を終了し、曳航された後、第二岸壁へ運ばれる八甲田丸。
多くの補助汽船(タグボート)が、総掛かりで船を寄せています。
第二岸壁に横付けする準備に入った八甲田丸。
平成2年か3年頃の撮影で、左舷に乗船用階段の足場が取り付けられている事が判ります。
当時の青森桟橋は、この辺りまで車輛が置かれていました。
乗船口用階段の取り付け準備。
曳航し終わっても、まだ八甲田丸に施さなければならない工事が多かった訳です。
可動橋に船尾を付ける図。
可動橋に合わせた最後の光景。
八甲田丸にとって最後の可動橋との接続で、この時、同じように引退し、現在船内で展示されている旧国鉄鉄車輛類 http://blogs.yahoo.co.jp/zaiaios/63099679.html は、こうやって運び込んだのです。
可動橋最後の実用利用は、この時となりました。後方では工事関係者の人達が一服しているようです。
最上甲板ファンネル後方より、前方に向かう光景。
現役当時、ファンネル部左右に敷居が儲けられ、一般人はファンネルより先には行けませんでした。
同甲板船橋部から逆に後方へ
現在の整備された青森駅周辺からは想像も出来ない姿でした。
舳先を北海道に向けた八甲田丸。
こうして青森での最後の仕上げにかかったのでした。
船首甲板での整備。
八甲田丸の新たな船出はこうしてはじまったのですが、現役当時よりも苦しい時代になってしまったと思えます・・・。
八甲田丸にあった写真2
メモリアルシップ八甲田丸にある写真の紹介続き。
八甲田丸がこのような記念館に生まれ変わるまでの写真です。
八甲田丸を建造したのは三菱重工業神戸です(函館の摩周丸も)が、船台に載せられての改修作業。
平成元年の暮れから改修開始。
改装工事中。
引退間近に付けていた緑色の「JR」マークは外され、旧国鉄マークの「JNR」が、ファンネル(煙突)に描かれています。
132mの船体の隅々に手入れが入ります。
船台の上での工事で、各部に足場が組まれています。
右舷を手入れ中
右舷の隅々に手入れが。
右の右舷一等船室は、現在は現役当時の座席を残し、引退間近の頃に放映されたNHKの青函連絡船の番組をビデオ上映しています。
ファンネルを化粧中。
塗装表現とはいえ、JRマークが気に入らなかったので、旧国鉄マークを付けたのは嬉しかったです。
こうやってみても、連絡船が大きな船だと判ります。
自衛隊のイージス艦や、ヘリ空母型護衛艦に乗った事はあるとはいえ、全長や排水量で遙かに上回っているはずのそれらの船よりも連絡船が大きいと錯覚してしまいます。
津軽海峡の風雪に耐えてきた事を物語る船首上甲板。
白いキノコのようなものは、アンカーの巻き取り装置。
後部遊歩甲板の整備風景。
現役当時はベンチもあったのですが、それらを撤去。
展示車両を載せるレール部分は残してあります。
ブリッジ内の整備の様子。
展示用にする為に、機械の各所に手を加えています。
左舷乗船口
向かって手前が後、奥が前乗船口。
乗船口を鋏んで、かつて船内インフォメーションだったカウンターと、上部二等、一等船室に向かう階段が見えます。
尚、乗船口の向かいには、かつて売店がありましたが、無くなると殺風景です。
工事中の後部客室。
御座がある二等船室だったのですが、その御座は撤去されています。
見慣れたものが無くなるのは哀しいことです。
次回は青森に帰還した八甲田丸の紹介。
八甲田丸にあった写真1
北海道新幹線開通前に行った青森ですが、浅虫水族館の次・・・というか、いつも寄る場所はやっぱり八甲田丸なのでした。
新幹線のせいで、気軽に行けなくなってしまったので、その前に寄っておこうという形で、八甲田丸に寄った訳です。
工事が終わった八甲田丸
その八甲田丸船内は前に紹介したので、そこでの写真の紹介。
青森港に入港する連絡船。
先程の写真と同じ
補助汽船に押される船は、悲劇の洞爺丸です。
昭和23~29年の間の写真
洞爺丸船尾開口部
上段には修学旅行生とおぼしき学生達が、出港のテープを引いています。
開口部に貨車を18両積むのですが、台風の際に、この開口部から侵入した大量の海水に寄って船のコントロールは奪われ、転覆、座礁沈没してしまったのでした。
現役当時の八甲田丸。
海峡を行く姿は、写真でしか見られません。
ライトグリーンの船体が綺麗な船でした。
こちらは摩周丸。
この船の3時間50分の旅ほど、楽しめた乗り物はありません。
引退後にはバルセロナ五輪の日本パビリオンにも使われた羊蹄丸
イベントで使われた船は、この羊蹄丸と十和田丸が一番多かったような気がします。
津軽丸型第7船の十和田丸。
現役当時に最後に乗ったのが、この十和田丸でした。
次回は八甲田丸が現在の姿になるまでの写真紹介。
浅虫のオマケ
浅虫水族館紹介の最後は、水族館の通路に張ってあった地元の小学生の作品から
こんな如何にも児童らしい画ですが、このウミガメの甲羅模様が碁盤状でした。
このカメだけでは無く
こちらでもこんな感じ
ガメラの腹部模様みたいなカメはいないとはいえ、子供が描けば、ガメラのようになっちゃうのかな?なんて思ったりして。
グロ注意で
腹部もこのように、リアルディティールです。
このグソクムシは引き出し式でスライドし、その中に小さなグソクムシが入っています。
小さなグソクムシ造形
このサイズでは、ダンゴムシやワラジムシサイズになるのですが、よく造形されています。
腹部造形でもこのような具合に
でも小サイズなので、グソクムシというよりは、ウオノエとか、ウオノミ、ホントのグソクムシ科のグソクムシ(スナホリムシ科のオオやダイオウのような掃除屋では無く、魚の血を吸うふてい奴等)っぽい感じで、ちょっとイヤかも・・・・・・・。
サイズ比較
シルバーホークだけではなく、特大サイズのぬいぐるみ と比べると、大きさがお判りでしょうか?
親子の図
縫いぐるみの腹の上に載っけていますが、ダンゴムシやフナムシの仲間である等脚目の上の生物学部位は、フクロエビ上目といい、保育膿と呼ばれる腹部の卵を抱く場所に卵を負荷するまで保護する習性があり、こういった等脚目の他に、端脚目(ヨコエビやワレカラなど)や、アミ目(アミやホウネンエビなど)といった種類があります。
それになぞった具合にしてみたのですが・・・。
このグソガチャは色違いの種類があり、この紫カラー(ある意味、現物に近い?)の他、黒、茶色、白などという構成でした。
最後にサイコロ状の四角ブロックで
こういったキーホルダーも売っていました。
左から、シーラカンス、グソクムシ、オウムガイ、メンダコ、チョウチンアンコウで、サイコロブロックに生物特有の塗装と特徴を出しているユーモラスなものでした。
という訳での浅虫水族館でしたが・・・・・・。
プールでタッチだ!深海だ!
青森県営浅虫水族館の紹介も、もうじき終わりっす。
こちらマボヤ
水中と、タッチプールの中に居たのとの比較で、ホヤは水管から海水ごとプランクトンを吸い込んで食べ、もう一つの菅から放出する他、繁殖の際にも、この水管を使います。
タッチプールにいた面々
ヒメヒトデ Henricia nipponica
棘皮動物門 ヒトデ網 ヒメヒトデ目 ルソンヒトデ科
名前通り軸長が2cm、腕の長さが4cm程の小型のヒトデで、北海道以南の海域の磯や砂浜に生息する。腕は先に向かって細くなっていく。
色彩変異が多く、赤、黒、褐色などがおり、磯にいる生物の遺体や、海藻などを食べる。
雌雄異体で、繁殖期は3月になり、メスは体を丸めて自身の体内に育包室をつくり、そこに卵を産み、卵が孵るまで世話を続ける。
ファイアースターの次は
バフンウニ Hemicentrotus pulcherrimus
棘皮動物門 ウニ網 ホンウニ目 オオバフンウニ科
本州以南の潮間帯から深みのある磯場に住む小型のウニで、殻長4cmほどになる。
小型だが、ムラサキウニ、キタムラサキウニと並んで食用となる重要なウニで、味はウニの中で一番とされるが、小さく、食べられる卵巣部位が小さいので、二種よりもやや高級な扱いを受けており、捕獲数も小さいので少ない。
ムラサキウニに比べて棘が短いが、管足が発達して、小ぶりな体を活かしてムラサキウニでは入り込めない隙間や海藻に入り込む。
主に海藻を食べるが、体の下のアリストテレスの提灯と呼ばれる口の中の歯を駆使して、海藻類をかみ千切って食べていくが、小さな藻類も食する。
リーダインでした。
タッチプールより、深海の方が気になります。
ヒウチダイなどもいましたが
闇の中の魚類
ユメカサゴ Helicolenus hilgendorfi
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 カサゴ亜目 フサカサゴ科
本州北部以南の水深150~600m付近に生息している深海性のメバルの一種で、岩礁地帯を好み、そこで深海性の甲殻類のエビやカニを捕食して暮らしている。
名前の由来は目付きが夢を見ているようにぼんやりしているように見えるためだといわれる。水温が低いと、比較的浅い深度でも見られる事もある。
鮮やかな赤い体色は、深海でのカモフラージュとなり、赤い体色を利用して深海の闇に溶け込ませ、捕食者から身を守るようにしている。
有用な深海魚類でもあり、刺身、唐揚げ、焼き魚や、煮付けにしてもとても美味なものの、まとまって獲られないので、大衆魚とは言い難い。
美味しそうな深海魚
他にも
深海魚なのに、誘漁灯の如く、上の灯りにやってきていて、撮影しづらかったです。
赤い魚ですが、下向きなのが特徴
サギフエ Macrorhamphosus scolopax
脊椎動物門 硬骨魚網 トゲウオ目 サギフエ科
深度100~600m付近に生息するトゲウオ目魚類では数少ない深海魚で、近似種のヘコアユ類のように、体を常に下向きの姿勢に向けているが、ヘコアユがほぼ垂直に逆立ちするような恰好であるのに対し、本種はやや下向き斜め4時や8時の方向に顔を向けている事が多い。
幼魚は浅海で暮らし、銀色の体色だが、成長するに釣れて赤くなり、生息深度を深めるようになる。
この手の魚類の特徴である長く細長い口で、プランクトンや小型甲殻類を吸い込んで食べる。背鰭が後方に向かって長く伸び、体が硬く、小さい上に、口先で体長が稼がれているため、大量に取られることがあっても、殆ど食用にはされない。
希に大きな魚体の個体が食べられ、比較的美味とされるが、肉付きが少なく、一般的にはまず食される事は無い。
タツノオトシゴやヨウジウオの親戚の深海魚もいたのでした。
アムシサ星系で遭遇ついでのおまけ
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エレクトリックファンでなければ
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THUNDERBOLT FANS
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イソギンチャクのリズミカルなテーマがかかる?
凶悪攻撃のサンダーボルトファンズは『ダライアスフォース』のみに出演。
こちらは最近上がっているお魚
よく焼いています。
桜の季節ですから
店頭に並ぶのです。
勿論水族館にもチョウザメ型巨大戦艦と出くわしました(ベルサーかシーマか、どっちかになるかは判らんが)。
お魚ゲームの為に、いつかPS4を・・・
外産淡水魚
青森県営浅虫水族館の外産淡水魚類紹介。
いろんな怪魚類
レッドテールキャットフィッシュ Phractocephalus hemiliopterus
脊椎動物門 硬骨魚網 ナマズ目 ピメロドゥス科
南米のアマゾン川本流や、支流のオリノコ川などに生息する大型ナマズの一種で、体長は最大2mちかくにもなる。ナマズの英語である「猫魚」と尾鰭の縁が鮮やかな赤みが付く事を合わせて、この名がある。
視界の悪い水底付近に潜み、夜や、小魚が水底付近に来た時などにナマズ類特有の発達した髭を駆使して獲物を探す。
非常に貪欲で、成長も早く、熱帯魚屋では体長4cmほどの稚魚を扱う場合があるが、数カ月で十数cmにまで大きくなり、最後は大きな水槽でも持て余すほどのサイズにまで巨大化してしまう上に、性質も荒く、攻撃的で、自身の領域に入ってきた魚類も激しく攻撃したり、捕食したりする場合もあるので、大きな水槽としっかりした管理施設を持たなければ飼育することは厳禁となる。
食用にもなり、現地でも獲られて、タンパク源となっている。
暴れん坊オオナマズがいました。
これに続くのは
フラミンゴ・シクリッド Amphilophus citrinellus
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 カワスズメ科
中米コスタリカやニカラグアの熱帯雨林の河川に生息するシクリッドの仲間で、体長は30cmほどになり、名前の由来であるフラミンゴを思わせるような鮮やかな赤とピンクの混じった体色が特徴となる。
成長するに連れて頭部が肥大化し、老熟個体はコブダイを思わせる程に頭部頂上が盛り上がるようになる。水生昆虫や小型魚類を食べる。
美しい外観に似合わず気性の荒い魚で、観賞魚として人気があるものの、同種でも、他の魚類でも攻撃する習性があるので、小さな水槽では単独飼いが基本となる。
始め見た時、「淡水魚にもコブダイみたいなのがいるのか・・・」と思ってしまいました。
水族館では水槽も広く、餌も充分に与えられているためか、複数飼育でも平然としていました。
アリゲーターガー Atractosteus spatula
脊椎動物門 硬骨魚網 レピソステウス目 レピソステウス科
原産地はフロリダなど北米南東部で、通常で1mほどだが、大きいもので2m、最大記録では3m近くにも達したという巨大な魚類で、サメなどの軟骨魚類や、シーラカンスなどに次ぐ歴史の古い魚で、古生代ペルム紀からその姿を殆ど変えずに現在まで生き延びてきた。北米最大級の淡水魚でかつ、現存するガー類3種の中の最大種でもあり、原産地ではスポーツフィッシング対象魚ともなっている。
鱗が非常に硬く、皮膚と一体化するように体を覆い、長く帯びた口先にはワニのような鋭い歯が生えてくるのでこの名があり、実際にその口先と鋭い歯で餌となる対象魚を捕らえて食べ、硬い鱗から「ワニ魚」と呼ばれる事もある。鰓呼吸だけでなく、毛細血管を発達させ、空気呼吸で酸欠を防ぐようにさせたことで地球の環境変動を生き延びてきたグループの生き残りだといえる。
狂暴そうな外観とは裏腹のおとなしい魚だが、ペット輸入されて巨大に成長した本種を飼育しきれずに日本の河川に放してしまい、それが繁殖や成長してしまう問題を起こしており、古生代から生き延びてきた強い生命力で日本の川にも居ついてしまう為に、現在は特定外来生物指定を受けている。
ブラックバスと並んで問題魚となっているガーなのでした。
水槽内のは1mくらいの奴ですが、結構威圧感ありました。しかし、泳ぎはゆっくりで、激しい動きを見せることはなかったです。
東南アジア産のです。
チョコレートグラミー Sphaerichthys osphromenoides
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 ゴクラクギョ科
マレー半島やスマトラ島、ボルネオに生息するグラミーの一種で、体長5cmほどになる。
茶褐色の体色が特徴で、そこからこの名前が付いて、流通名ともなった。飼育魚として人気があり、腹鰭が特徴的で、尾鰭が大きいが、尾の筋肉の部分が小さいために速く泳ぐことが出来ず、そのため動きがゆっくりしている姿が愛されている。
食べたら甘いのかな?と思わせちゃうような素敵なネーミングです。
今度は別な意味で、甘いネーミング・・・かと思ったら
キッシンググラミー Helostoma temmincki
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 ヘロストマ科
「キスする魚」として有名で、スマトラ島をはじめとしたインドネシアの淡水域に生息している魚で、体長は最大20cmになり、薄いピンク色の体色が特徴。
口と口を付けあうのは愛情表現ではなく、オス同士の縄張り争いや、メスを巡る上で見せる行為で、オスは口を使って互いに押し合って力の優劣を決める。
動きや泳ぎがゆっくりで、飼育魚としても人気があり、日本へも輸入されている。
そんな個性的な海外淡水魚類です。
淡水魚
浅虫水族館の淡水魚の紹介。
環境省によって絶滅危惧1種に指定されており、特に分布の南限の新潟や、秋田県では絶滅が心配されており、青森や北海道でも生息環境の悪化による減少が危惧されている。
宇曾利山湖産のウグイ
世界一酸性度の高い湖に生息する唯一の魚類で、普通のウグイより体は小さめで、宇曾利山湖に注ぐ川で産卵し、成長した子供達は、酸性の湖に戻ってくる世界でも特異なウグイです。
ヤマメの群れ
サクラマスの陸封型がこう呼ばれます。
海へ渡った同種が、60cm近い大きさになるのに対し、こちらは大きくても30cm程度。
しかし、ヤマメは漢字で「山魚女」と描きますが、実はこの字はあまり正しくなく、サクラマスはメスは皆海へ下りますが、一部のオスは川に留まり、そこで数年後に遡上してきたメスを、大きな海から来たオスに割り込むようにして精子を振りかけます。
ヤマメはみんなオスなので、山ニュー○ーフと呼ぶのが正しいような気もします・・・・・・(それ抜きにしたら、美味なお魚である事に変わりは無いのですけどね)。
十和田湖産のヒメマス。
ベニザケの陸封型をそう呼びます。
和井内貞行によって、北海道の支笏湖から、十和田湖に移入されたヒメマスです。
ヒメマスもメダカも、違う地域では移入種ですが・・・。
十和田湖と同じような湖の田沢湖のクニマスといい、魚たちは、人間の都合に振り回されています・・・。
イバラトミヨ Pungitius pungitius
脊椎動物門 硬骨魚網 トゲウオ目トゲウオ亜目 トゲウオ科 トミヨ属
日本海方面では新潟県、太平洋側では青森県を南限とするトミヨの一種。体長5cmほどで、トゲウオ独特の生態で、綺麗な冷水を好み、雄は水底の草木を集めて産卵用の巣を作り、雌を誘う。環境省によって絶滅危惧1種に指定されており、特に分布の南限の新潟や、秋田県では絶滅が心配されており、青森や北海道でも生息環境の悪化による減少が危惧されている。
こんな絶滅危惧種もそういった一種です・・・。
次回は外産淡水魚紹介。
Pterapogon kauderni
浅虫温泉の魚類紹介の続き
ハタの他にも熱帯魚類。
こういう魚類の他に
こんな魚もいます。
アマノガワテンジクダイ Pterapogon kauderni
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 テンジクダイ科
インドネシアのバンガイ諸島近辺にのみ生息しているテンジクダイの仲間で体長5~8cm程度の小型魚類。
V字状に長く伸びる尾鰭と、上下鰭が大きく目立つ独特の体型で、ストライプ模様の体色に、白い点が拡がっているような具合から、天の川に見立てて、和名を「天之川天竺鯛」と呼ぶが、学名の「プテラフォゴン・カウディーニ」でも呼ばれる。
珊瑚礁を住処とし、プランクトンを食べるが、オスは他のテンジクダイ同様にメスが生んだ卵と稚魚を口の中に入れて、口の中で天敵から幼魚達を守る習性があり、その間一切食物は採らない。
バンガイ諸島周辺にか生息していない為に、絶滅危惧Ⅰ種(EN)扱いになっているが、その個性的な姿と形から飼育や鑑賞用に獲られ、別の熱帯地域に放されて外来種となってしまう問題も起こしている。
浅虫魚類
青森県営浅虫水族館紹介の続き。
小樽ほどシルバーホークを飛ばす事の無い感じでしたが・・・。
アマモが茂る藻場で見つかる魚類
ヨウジウオ Syngnathus schlegeli
脊椎動物門 硬骨魚網 トゲウオ目 ヨウジウオ科
東北以南の浅い海の海藻が茂る場所や、藻場を好む細長い魚で、体長30cmほど。
細長い体型からも判るように泳ぐのは得意ではなく、その細身の体型を活かして海藻やアマモなどの中に潜み、海藻類に擬態して身を守り、そして海藻だと思って近付いてきた小型甲殻類やプランクトンを、細長い口先で吸い込むように呑み込む。
体が竜骨状に隆起する棘状の皮膚に覆われ、体が細すぎるために食用にはならない。近縁種であるタツノオトシゴ類のように、メスはオスの腹部の卵を保護する保卵膿と呼ばれる部位に卵を産み付け、オスは子供が飼えるまで孵るまで自らの体で子供を守り、やがて成長した卵を新鮮な海水を注ぎ、子供達をオスが孵化させる生態で知られる。
タツノオトシゴの仲間で、実際タツノオトシゴを針金のようにしちゃうと、このヨウジウオのようになりそうだと思えます。
アミメハギ Rudarius ercodes
脊椎動物門 硬骨魚網 フグ目 カワハギ科
体長10cm以下にしかならないカワハギ類の最小種。浅い岩場や藻場を好み、そこでプランクトンや甲殻類、クラゲ類を食べて暮らしている。和名通り、体全般に網の目のような模様が走っている。
メスは卵を守る習性を持ち、アマモ類や海藻の根元に卵を産むと、その卵を孵化するまで守る習性がある。泳ぎは遅いが、メスは卵を保護する際には、外敵に普段の遅い泳ぎからは想像も付かないスピードで相手に襲いかかる。
眠る時にはアマモや海藻などを咬み、そのままの姿勢でじっとして過ごす。
このアミメハギは眠っているトコだったのです。
アマモの根元には、トゲクリガニが
因みに青森の陸奥湾は、アマモ繁殖地の北限になります。
ドリオサームも、クリーナエビ類と一緒。
ハリセンボンや、フサギンポも
ハタタテダイ Heniochus acuminatus
脊椎動物門 硬骨魚網 スズキ目 チョウチョウウオ科
珊瑚礁に住むチョウチョウウオ科の一種で、黒と白のストライプ体色と、黄色い尾鰭に、名前の由来である旗立て竿のような長い背鰭あ特徴となっている。
チョウチョウウオ類の中では最も生息域が広く、東北付近にまで海流で北上してくる事がある。ツノダシや近似種のムレハタタテダイにも似ているが、ツノダシよりはずっと小さく、ムレハタタテダイとほど大きな規模の群れを造らず、鰭の棘の数でも区別される。
体長25cmほどで、観賞魚として利用されるケースが殆どだが、綺麗な色合いと飼育のしやすさから、水族館には欠かせない種だといえる。
いろんなお魚がいます。
次回の紹介でも・・・。
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